準優の待機行動違反により馬袋が賞典除外となり西野に1枠が転がり込んだ。そして赤坂、紅一点土屋、中山、白神、橋本が優勝戦進出。水神祭を挙げたデビュー地でもあり、尼崎に縁のある西野が1番人気を集め進入は枠なり3対3。イン西野、カド中山の態勢でスタート。仕掛けたのはスロー勢。西野が伸び返す感覚で1M先取りして隙なく力強く先マイ。他艇を寄せつけず一気にバック無人の荒野へ突き進む。土屋はダッシュ勢を止めて全速。赤坂は差し。最内へ橋本が続き中山、白神の形で2Mへ。西野はここでもしっかり旋回してトップ独走。赤坂は土屋の全速をしのぎ次位浮上。2周1M西野に続くのは赤坂。土屋の差しは届かない。2周2M西野、赤坂の態勢は変わらず土屋も白神以下を抑え1→2→3で決着。メモリアルプールで断トツ人気の重圧を乗り越え優勝した西野は、7月芦屋に続き今年2回目のV。尼崎は5回目の挑戦でうれしい初優勝。通算V13とした。