レース展望

新機・新艇を導入して白熱バトル

新モーター、新ボートを導入して行われる今節は調整力も問われるシリーズだが、V候補トップは2013年福岡オールスター、2017年住之江グランプリシリーズでSG2優勝、G1戦も2度制している新田雄史。穏やかな陸の上での姿から水面へ出ると一転厳しいハンドリングで強気な一面を見せるギャップが楽しいレーサーだが、3月蒲郡一般戦で今年初V→SGクラシック準優入りとリズムアップしている。
一昨年に125勝をマークして年間最多勝利のタイトルを獲得した渡辺浩司、前期(2017年5月~10月)は優勝ハンターと化して9優出V7と驚異の勝負強さを見せSGボートレースクラシックでも頑張った安達裕樹の快S→怒涛の迫力アクションが楽しみ。
小坂尚哉、明石正之の地元コンビが快速プレー。小坂は2016年のG3FMOSAKA杯以来、当地4度目Vへ、明石は昨年12月に続く地元連続Vを目指して全力ファイト。
今期のリズムが素晴らしい中島友和、古川誠之、関口智久、寺本重宣、石塚久也、宮下元胤は鋭く自在ハンドルを極めることのできるマルチプレイヤー。いずれもレースに勢いがあり要注目。ほかにも実力者は目白押しで大接戦。

主な出場予定選手

  • 4344
    新田雄史(三重)
  • 4256
    渡辺浩司(福岡)
  • 4227
    安達裕樹(三重)
  • 4295
    小坂尚哉(兵庫)
PICK UP!

旬のレーサーらしく勢いマックス

4144
石塚久也(埼玉)

現在適用の勝率7.20は、これまでのNo.1。6期連続A1を続けている実力者の石塚久也だから決して驚くべきことではないかもしれないが、今期(2017年11月~)も好調、自己ベスト勝率を更新する勢いで突っ走っている。1月戸田V→浜名湖準V、2月桐生V、3月津準Vが今年の主な戦歴だが、この4節は3連対を外したのは2回だけで、すごいの一語。もともと道中のコーナー戦は全速ターンを多用するなど達者。ただ追い上げタイプのイメージもあって、一気に決める馬力や迫力に欠けていた一面もあった。それがどうだ。昨年あたりからは勝ち味も早く、イメージを一新する先行力も存分にアピールしている。好モーターをゲットする引きの強さもあるだろうが、キャリアに裏付けされた調整力が冴え渡り、いつでもどこでも快速姿。「ボートレースは旬のレーサーを狙え」という格言もあるが、今の石塚がまさにそれ。勢いマックスの今、シリーズを通して全力買いで行きたい。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします