レース展望

巻き返しイヤーへプライドを見せる田中

12月戸田でようやく2018初Vを飾った田中信一郎だが、SG、G1優出はなく、グランプリはおろか次点でシリーズ出場も逃がす波乱。グランプリ3優勝を含めSG5優勝、G1は15優勝の金看板が色あせることはないが、低迷していたと言わざるを得ない。2018尼崎はオールスター、センプルカップと惨敗しているが、2016一般戦優出、2017一般戦V、センプルカップ準Vと航跡は悪くない。プライドを見せたい2019は住之江王将戦で始動して多摩川バトルトーナメント→尼崎のスケジュール。復権をテーマに気迫アクションを展開する。
渡邉英児の2018は福岡マスターズチャンピオンで2度目のG1タイトルを獲得するなど4優勝。当地は11月に続く連覇が目標。
巧みに洗練ハンドルを使う吉村正明、S一気にレースを牛耳る一宮稔弘。十八番のプレーは多少異なるが、2018V2、通算G1優勝1回と航跡は似ている。さらに補足するならともに前回出場時に優出しているが、6着敗退まで同じ。
赤坂俊輔、作間章の俊敏ハンドルも鋭くV争覇圏へ。ダークホースなら地元長岡良也、6期連続A1が光る古澤光紀、うれしい初A1昇格して意気上がる内堀学。

主な出場予定選手

  • 3556
    田中信一郎(大阪)
  • 3502
    渡邉英児(静岡)
  • 4108
    吉村正明(山口)
  • 3788
    一宮稔弘(徳島)
PICK UP!

得意プールで躍動レース

4261
岡祐臣(三重)

前期はF2の影響もあり、事故点満杯だった岡祐臣。大外1本のシリーズも多くなり2019前期勝率は大きく数字を下げてしまったが、満身創痍の状態では致し方なかった。試練の日々を過ごしたが、60日のフライング休み明け初戦だった12月戸田では、それまでたまっていたうっぷんを爆発させるかのごとく、1・6・1・1・2・1・1の復活V。過去に13度A1として君臨してきた実力をしっかり証明して見せた。気になる尼崎水面との相性だが心配無用。大の得意としていて2013年7月、2015年4月に連続優勝を飾っているバツグンの実績が残っている。前回の2016年11月G1センプルカップでも2勝しているように久々のエントリーでもまったく不安はなく、むしろ楽しみの方が大きい。年末年始の地元津、そして江戸川を経て尼崎のスケジュールだが、彼本来の全開アクションで大暴れする。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします