レース展望

大技一閃!貫禄を示すSGV2の笠原

2005年多摩川クラシックでSG初優勝を決めた笠原亮は2015年芦屋チャレンジカップで2度目のビッグレースを制圧。G1レースは今年2月徳山周年を制して通算4優勝と申し分なしの戦跡を残している。尼崎は大レースの出場が多く特筆すべき成績は残っていないが、大技を秘めた迫力満点の多彩アクションはシリーズ随一。
谷村一哉は2016年1月徳山周年でG1初優勝。勢いに乗り、2月宮島中国地区選手権もぶっこ抜き2度目のG1制覇。この2年前、若松SGメモリアルで優勝戦1枠敗退の悔しさと経験を生かして大きくスキルアップに成功。
尼崎で快速イメージのある天野晶夫、藤生雄人は自在ハンドルも鋭く、大崩れのない安定感が光っている。
水面相性なら山室展弘が一番。1999年戸田ダービーでSGウイナーに輝き、G1タイトルを7度ゲットしている底力。すでに57歳と大ベテランになったが、元気レースを展開中。
タイトルは獲得していない作間章だが、SG優出2度、G1優出10度と戦力は記念レベル。荒れ水面も得意としていてコーナーの切れ味はシリーズ上位。
中島友和、加藤高史、竹上真司、里岡右貴はポジションを問わない自在攻勢がセールスポイント。

主な出場予定選手

  • 4019
    笠原 亮(静岡)
  • 3961
    谷村一哉(山口)
  • 3621
    天野晶夫(愛知)
  • 3659
    藤生雄人(群馬)
PICK UP!

正確ハンドルに乱れなくベテラン大健在!

3161
古場輝義(大阪)

富山在住、大阪支部の古場輝義は1984年に選手登録していてデビュー34年目の秋を迎える大ベテラン。初優勝は1991年3月宮島一般戦、G1優勝は1999年1月唐津周年とスピード出世ではなく、努力の積み重ねで一流の座へ上り詰めた苦労人。対岸に掲げられる横断幕には「男は黙って勝負」の文字。決して派手なレーススタイルや言動ではないが、職人気質の生きざまにオールドファンは共感する。今年は愛息・健也が5月にプロデビュー。同時に達成した生涯獲得賞金10億円突破は親父の貫禄と威厳を示すには十分だったが、いい刺激となるのは間違いなく、まだ100勝以上残っているが、夢の通算2000勝が当面の目標かもしれない。 さて尼崎での戦いだが、多くの人がイメージするのはイコール快速シーン。中堅クラスのモーターなら確実に上位レベルへ押し上げる調整手腕を持っていて、いち早くレースへ集中できる環境へ整えてくるのは大きなアドバンテージ。コースは内側が理想だが、センターまでならソツない運び。円熟味を増した正確無比のハンドルワークでコーナー名人の真骨頂を見せてくれるはず。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします