レース展望

好調メンバーが集まり白熱のV争い!

今期の辻栄蔵は宮島周年で優出4着、2カ月のブランクを経て復帰初戦の平和島周年で準優勝、そして芦屋一般戦で準優勝とSGV2、G1V7の底力をフルに発揮。ビッグ路線ではテクニックを強調したレースだが、一般ステージでは多彩アクションで凌駕(りょうが)する圧倒プレー。GIを勝っている尼崎で躍動する。
1999丸亀MB大賞以来、19年ぶりにびわこ近畿ダービーを制してG1V2とした野添貴裕。初出場だった福岡マスターズでも優出3着の好成績を残していて自在シャープに運ぶ快速レース。
中辻崇人にとって尼崎は相思相愛の水面でいつ来てもパワフルイメージ。角度の鋭いコーナーワークも力強く期待度大。
2015当地ヤングダービーで初のGIタイトルをゲットした松田祐季。今期は安定感にあふれ、メモリアルプールで元気レース。
G1V4の実力を示している鳥飼眞。惜しくも蒲郡ダービー出場は逃がしたが、鋭く自在ハンドルを極めて完全復活。3月ボートレースクラシックでSGデビューを果たした前沢丈史は前回当地準V。鋭いハンドリングに磨きがかかっている。
武田光史、伊藤啓三、松下一也、佐々木和伸、古川誠之は迫力タッチの攻撃レース。

主な出場予定選手

  • 3719
    辻栄蔵(広島)
  • 3555
    野添貴裕(大阪)
  • 3876
    中辻崇人(福岡)
  • 4391
    松田祐季(福井)
PICK UP!

強者相手の全力プレーが波乱を呼ぶ

3064
山崎昭生(香川)

G14優勝、SGタイトルは獲得していないが、1998三国オーシャンカップ準優勝を含め3優出しているステータス。3期前のA2を最後に2期間はB2、B1に低迷している格好だが、まだまだ元気いっぱいのレースを展開しているのが山崎昭生。この秋、59歳を迎える超ベテランだが、闘志に衰えは見られず、勝利への執着心を感じさせる姿は熱い。山崎と言えば思い出すのは強者への対抗スピリット。若かりし頃、当時のトップレーサーだった野中和夫さん、中道善博さんには特にチャレンジ精神を燃やしていて、水面を見つめながら「勝ちたい」と何度つぶやいていたことか…。実際、まくって勝利するシーンも多く、穴党ファンを歓喜させたことを昨日のことのように思い出す。それでいて勝ってもおごらず、満面の笑みを浮かべるでもなく、ニヤッと口元が少し揺らぐ程度で、言わば「サムライ」の風情。そんな姿が実にカッコよかった。優勝からは4年5カ月遠ざかっていて、今は伏兵中の伏兵だが、だからこそ格上相手への一発アタックが楽しみになる。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします