レース展望

地元中谷をはじめ百花繚乱の好メンバーがセンプル集結

2018年後期勝率で初の女子トップに輝いた中谷朋子。今年は11優出V5、準V3回の勝負強さ(7月25日現在)も発揮して、暮れのクイーンズクライマックスへ向け順風満帆。地元戦は2014年男女Wで初V達成、そして昨年オールレディースは11戦9勝、2着2本の圧倒的な強さを見せて2度目の美酒。気合が乗った時のシャープ攻守は迫力と安定感を兼ね備える。
中村桃佳は今年5優出V2。7月当地ヴィーナスシリーズは初日メインの妨害失格により賞典レース進出の権利を失ったが、モチベーションを切らさず3日目から7連勝の圧巻アクション。レディースオールスター覇者の実力を示した。中村が賞典除外となった節に優勝したのが、今年7優出V2の竹井奈美。大雨の影響で2日目からの参戦になったが、コンセントレーション(集中力)は途切れることなく強烈レースで場内を沸かせた。
細川裕子は今年7優出V0だが、女子トップレベルの戦闘能力。日高逸子はG1V2の底力。依然コーナーガッツは上位の迫力。
7月多摩川で中谷を破り優勝した廣中智紗衣、1月大村で初優勝を飾った津田裕絵は連続A1キープと好調。大山千広は3月下関オールレディースで2度目のV。

主な出場予定選手

  • 3845
    中谷朋子(兵庫)
  • 4823
    中村桃佳(香川)
  • 4556
    竹井奈美(福岡)
  • 4123
    細川裕子(愛知)
PICK UP!

鋭く自在ハンドルを打てる能力は健在

3334
角ひとみ(広島)

A1は6年前までさかのぼらなければならないが、4期連続A2をキープしているベテラン角ひとみ。G1タイトルこそ無縁だが、SGオールスターに6度、ボートレースクラシックに1度出場している経歴は実に輝かしい。尼崎は1992年女子リーグ戦で初優勝を決めたメモリアルプール。相思相愛の水面らしく、その後も相性が良く、2002年女子リーグ戦で優勝、2011年福娘選抜戦で準優勝、同年男女Wで優勝ほか数々の好成績が残っている。当地優勝はそれ以来、7年間遠ざかっているが、今年も全国で4優出しているように戦力的な衰えはまったくなく、変わらず元気タッチのレースを展開している。戦法は真の自在派らしく、逃げ、まくり、差し、何でもこなせる。キャリアに裏付けされた調整の引き出しも多く、モーターはバッチリ仕上げてくるから多彩に運べる強みをフルに発揮している。今回も灼熱(しゃくねつ)のセンタープールで通算28優勝、1500勝オーバーの底力を見せる。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします