レース展望

百花繚乱の顔がそろいダイナミックバトル

3期ぶり2度目のA1をゲットしたピーチ姫こと中村桃佳。3月びわこG2レディースオールスターをイン快勝したが、シンデレラストーリーの序章にすぎず、師匠・平山智加のようにSG、G1でも戦えるポテンシャルを秘めていて期待度絶大。今節は上下間の力量に差があり、上から目線の圧倒アクション。
5月SGオールスターを走った守屋美穂、竹井奈美。ともに4期連続A1ゲットに失敗して2018後期はA2へ降格したが、周知のスピードターンと多彩なハンドルワークで満場一致の「センター」候補。
初A1を獲得して以来、6期間で5度A1勝率をマークしている藤崎小百合もテクニック上位。鋭く自在ハンドルを極める真の自在派として安定レース。
4月多摩川ヴィーナスシリーズ第1戦で初Vを決めた水野望美。優出ラッシュの今年は、昇竜の勢いで突っ走っている。
津田裕絵は前期に続き2期連続A1ゲット。今年は1月大村でうれしい初優勝を飾るなど、冷静に運ぶコーナーに磨きがかかっている。
一発の魅力充満の大技は浜田亜理沙と深川麻奈美。一方、初のA2昇格を決めたのが小池礼乃・若狭奈美子。勢いなら5月下関で初Vを決めた高田ひかる。

主な出場予定選手

  • 4823
    中村桃佳(香川)
  • 4482
    守屋美穂(岡山)
  • 4556
    竹井奈美(福岡)
  • 4304
    藤崎小百合(福岡)
PICK UP!

水神祭マークのメモリアル水面で躍動

4845
前田紗希(埼玉)

父は埼玉のハードパンチャー前田光昭。バレリーナからボートレーサーへ華麗なる転身を遂げた前田紗希だが、このあたりはDNAのなせる業か?デビュー直後からテンプク、エンスト等アクシデント多発のボートレース人生は順風ではなく、むしろ最悪。「無事故完走」を目標に掲げながら、ついに大けが。半年の長期欠場も余儀なくされたが、2016年1月に復帰して6節目の尼崎で最内を差し切り2連単5万、3連単6万オーバーの超ビッグ配当を演出して、うれしい水神祭マーク。以降「大好きな水面」と言う当地との相性は良く、たびたび好レースを展開して尼崎ファンにはすっかり名前が浸透している。まだまだは荒っぽく、追加斡旋(あっせん)での出場だった前回2月戦でもテンプク帰郷の憂き目に遭ったが、妥協なく思い切りのいいレースを展開している点に好感。じわり勝率を上げて来たとは言えまだ3点台とムラっぽいが、穴党にはそれもまた魅力。もちろんモーター面での裏付けは欲しいが、来れば高配は確実で一発パフォーマンスに期待したい。

全国過去3節成績

開催期間競走タイトルボートレース場節間成績
データは前検日に更新いたします