レース展望
さらに進化した中村亮太を軸に大接戦のV争い
10指に余る優勝候補がそろい、シリーズは大接戦ムードが漂うが、トップに据えたのは昨年15優出V7で完全復活を遂げた中村亮太。新級別勝率でもキャリアハイのA1・7.68をマークするなど今後はSG、G1ロードでの活躍にも期待できる。尼崎は2012年7月SGオーシャンカップ以来、約5年半ぶりだが、元気一杯のコーナーで暴れる。
11月あんかけチャンポン杯でオール3連対Vを飾った藤岡俊介は地元連覇を狙って参戦。快Sシャープに動くレースは安定していて、互角レベルのエンジンさえゲットすれば、さらにチャンスは広がる。
昨年16優出V6の前沢丈史、10優出V0だが先のG1センプルカップで2勝マークの三角哲男、10優出V2の村田修次の東京トリオは洗練アクション。
過去3年の尼崎で優出実績のある西村勝、妹尾忠幸も自在に運ぶコーナー手腕が鋭い。
2016年5月戦Vの向達哉、2017年5月戦Vの後藤正宗、2017年10月戦Vの郷原章平も当地連続優勝ターゲットに軽快プレー。
尼崎ではアクシデントの続く水摩敦だが、迫力攻めは無視できない。杉山正樹、永井源、荒井輝年、杉山貴博の大胆アクションもV争覇圏。
主な出場予定選手
- 4070中村亮太(長崎)
- 4278藤岡俊介(兵庫)
- 4366前沢丈史(東京)
- 3256三角哲男(東京)
迫力コーナーで今年はブレイクの予感
2015年5月にプロデビュー。勝率は2.60→2.42→2.69→3.85→4.06と緩やかながら上昇カーブを描いている。平均コンマ14を誇る天性のスリット感覚を持っていてセンスは感じさせるが、正直これまで強調するようなレース内容はなかった。しかし、転機となったのは昨年10月下関一般戦。節イチを競う超抜パワーのバックボーンはあったが、予選、準優を2・2・3・4・6・3・1で突破。3枠だった優勝戦こそ4コースカドから出て不発だったが、うれしいデビュー初優出だった。自信をつけたのか直後の地元戦では5・3・5・4・1・2・4・2・1の好成績をマーク。175センチの体躯から繰り出すコーナーは切れ味と迫力の両方を兼ね備え、近い将来のブレイクを予感させた。今節は伸び盛りの地元ヤングの一挙一動に注目したい。
全国過去3節成績
開催期間 | 競走タイトル | ボートレース場 | 節間成績 |
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データは前検日に更新いたします |